ガジュマル
ガジュマルは、世界的には800種類ほどの類がありますが、日本では小さな観葉植物として楽しまれるケースが増え、人気が高まっています。
日本では南西諸島に自生し、海外では台湾、中国南部、インド、オーストラリアなどに自生しています。暖かい気候が適しているので、小笠原諸島では植栽がされています。
樹高はだいたい20mが平均的。
鳥やコウモリなどの餌となる植物です。種子が未消化のまま糞として低木や岩に落ちると、その上で発芽して成長していきます。
幹は多く枝分かれし、根は褐色で地面に向かって垂れていきます。この根が徐々に土台や幹に絡みついていき、個性的な姿になります。
細い根がだんだん太くなり、幹のように樹皮も発達していきます。地面に達する頃には幹と区別がつかない程立派な根になります。この頃には土台となっていた木が枯れてしまうので、「絞め殺しの木」と呼ばれる場合もあります。
ガジュマルという名前は、沖縄の地方名です。由来には諸説あり、「絡まる」が方言で鈍ったという説や、「風を守る」→「かぜまもる」→「ガジュマル」となったという説があります。
◎生活へ取り入れると
樹木は防風林、防潮樹、街路樹、生け垣などに、材は細工物として利用できます。
沖縄そばの麺の製造にも、ガジュマルを燃やした灰からできた灰汁が利用される場合もあります。
沖縄には名物となっている大木もあり、魔除けとされていました。
ガジュマルの大木にはキジムナーという妖精が住んでいるという伝承もあります。
